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デザインは特別なものじゃないという話

9月9日
読了時間: 2分

私はデザインのお仕事もしています。

デザインについては、私自身、仕事にしようと思って勉強を始めるまでは、ほとんど何も分かっていませんでした。

でも学んでみると、デザインは特別な人だけが使う技術ではなく、学校の中でも、先生も子どもたちも毎日のように使っているものだと気づきました。


例えば学校では、調べたことをまとめたり、発表したりする機会がよくあります。

でも、

「見やすいスライドを作る」「人前で分かりやすく話す」

といったことを、じっくり学ぶ機会はそれほど多くないように思います。

学生の男の子が、 資料を指し棒で説明し、笑顔で発表しているイラスト

私も現役の教員だった頃、資料のまとめ方や発表の仕方を教えることはありました。

文法的なこと。要点を押さえること。見出しを考えること。

もちろん、どれも大切です。

でも今振り返ると、その前に考えるべき、とても大事なことが抜けていたように思います。


誰に向けて伝えるのか。何を一番伝えたいのか。


ここが決まっていないまま作り始めると、情報をたくさん詰め込んでも、かえって伝わりにくくなります。


反対に、

「小学生に分かるように伝えたい」「この一つだけは覚えて帰ってほしい」

と決めると、使う言葉や写真、文字の大きさまで自然と変わってきます。

これは作文でも、発表でも、ポスターでも同じです。


そして、授業の進め方にも共通するところがあります。

学校では「授業デザイン」という言い方をすることがあります。

誰に向けて、何を伝えて、どこまで理解してほしいのか。

そこが決まっているからこそ、教材の選び方や説明する順番も変わってきます。


こうして考えてみると、学校で行う「まとめる」「発表する」という活動も、デザインとずいぶんつながっています。

何を載せるか。何を削るか。どんな順番なら伝わるか。

デザインを学ぶとは、見た目を整える技術を身につけるというより、

「どうしたら伝わるか」を考えることだと、今は思っています。

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